イタリアンにおける、バル(バール)とは?

今月はイタリアンのお店をお邪魔したので、イタリアンのウンチクです。

イタリアンによく見られる「バル」または「バール」とは、どのようなお店なのか、ご存知でしょうか?簡単に言えば、カフェとレストランと居酒屋とが合体したような飲食店のことで、イタリア語では、「BAR」と表記されます。

一日に5、6杯もコーヒーを飲むほどコーヒー好きなイタリア人の生活には、BARが欠かせません。一説には、イタリア全土に16万軒ものBARがあると言われています。イタリアでは、どんな小さな街にも、必ず教会とバル(バール)があると言われるほどで、イタリア人の憩いの場であるのはもちろん、観光客にとっても、食事や飲み物を気軽に楽しむことができる便利な場所です。BARでは例えば、朝食にカプチーノとブリオッシュを、昼食にはカウンターに並ぶパニーノなどの軽食を、午後の休憩にはジェラートやドルチェなどの甘いデザートを、夕方に一杯のエスプレッソを、そして、夜は仲間たちと、お酒を片手におつまみや料理を…と、一日中楽しむことができます。

おいしいイタリア料理とワインなどのお酒はもちろん、社交場としても楽しめるのが、バル(バール)の魅力です。ひとくちに「BAR」と言っても、食事がしっかりできるタイプのリストランテBAR、ピザが中心のピッツェリアBAR、カフェメニューが中心のカフェBAR、イタリアンサンドウィッチが中心のパニーノBAR、お酒とおつまみがメインのエノテカBAR、ジェラートがメインのジェラテリアBAR、ドルチェ(デザート類)が中心のパスティチェリアBARなど、様々な種類があります。

基本的にはカウンターで立ったまま、飲んだり食べたりしますが、テーブル席が用意してあるところは、座っても構いません。ただし、テーブルにつく場合は、同じメニューを注文しても、カウンターで食べる時の2倍以上から3倍もの料金になる店舗もありますので、ご注意ください。カウンターで立ったままの時は、通常は、まず入り口にある会計で注文してレシートをもらい、そのレシートをカウンターに持って行って、商品と引きかえます。ミネラルウォーターなどのペットボトルの飲料や、パニーニのようにテイクアウトできる商品もあります。

テイクアウトしたい時は、レシートを渡す時にその旨を伝えましょう。テーブルに座って食事をする時は、注文や会計も、席にウェイターを呼んで、そのテーブルで済ますようにします。陽気で人の好いイタリアンは、きっと身振り手振りでコミュニケーションを取ろうとしてくれるでしょうが、簡単なイタリア語ができたり、通訳アプリや辞書などを利用したりすると、注文や会計もスムーズにいって安心です。


神戸にイタリアンがこんなに多いわけ